ラテラルシンキングってなんだ?|入門書から学ぶ成功事例と鍛え方

ラテラルシンキングってなんだ?|入門書から学ぶ成功事例と鍛え方 書評

ラテラルシンキングとは

ラテラルシンキングとは

そもそもラテラルシンキングってなに?
という人も多いのではないでしょうか。

あまり聞き慣れない言葉ですよね。

ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門」では、以下のように説明されていました。

一般的な説明としては、イギリス人のエドワード・デ・ボノ博士が1967年に提唱した考え方で、「どんな前提条件にも支配されない自由な思考方法」ということになります。

さらに言えば、「発想の枠を広げる思考法」とでもいえばいいでしょうか。

引用 ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門  あさ出版 木村尚義(著)

ロジカルシンキングとは、「論理的な思考」のことです。(中略)

常識や経験から、妥当だと思われる「正解」を導くためのロジックを掘り下げていくので垂直思考(Vertical Thinking)と呼ばれることもあります。

これに対してラテラルシンキング解決策を導くための順番や過程はあまり問題になりません。(中略)

ラテラルシンキングは日本語に訳せば水平思考ですが、これはロジカルシンキングと違って、水平思考に視点を広げる思考法だということです。

引用: ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門 あさ出版 木村尚義(著)


要するに、

問題を解決するために筋道立てて解決を試みるのがロジカルシンキング

問題を解決するために様々な視点から解決を試みるのがラテラルシンキング


ということになります。

入門書から学ぶラテラルシンキングの成功事例

用語の解説だけではイメージが浮かばないと思いますので、

具体的に本書で紹介されていた成功事例をいくつかピックアップしたいと思います。

自動改札機の時間がかかるを解消した方法

今では何も気にすることなく使用している自動改札機ですが、

運賃の計算に時間がかかるため計算が完了するまで改札機を閉じていなくてはいけませんでした

そうすると人の流れが止まってしまい、クレームの原因になってしまいます

さて、どうやって解決したと思いますか?

普通に考えたらコンピュータの計算速度を上げるしかないと思いますよね?

でも、もっと簡単に導入できる方法があったのです。

答えは「改札機を長くする」でした。

改札機を長くすることで、人が改札機を通るまでの時間を稼ぎ、その間に運賃の計算を完了させたのです。

自動車事故が多発する「魔のカーブ」で自動車事故を減らした方法

カーブで自動車事故を減らすにはどうしたらいいと思いますか?

道幅を広くする

とか

ガードレールを設置する

などがあげられると思います。

しかし、この問題を解決した方法は

ガードレールを取り外し、中央線を消す


ことだったんです。

こうすることで、自動車を運転する人は注意して運転するようになるため、自動車事故が減ったそうです。

普通は何かを設置して解決を試みようと思いますが、逆転の発想ですよね。

ずるい考え方では他にもたくさんの成功事例が書かれていました

こうした成功事例を知っているのと、知らないとでは自分が問題に直面した際の引き出しの量が変わってきます。

この本だけではなくて、成功事例を知っていれば知っているほどアイディアが生まれやすくなっていくでしょう。

以前紹介した、「アイデアの作り方」でも説明しましたが、アイディアというものは

既存の要素の新しい組み合わせ

ですので、既存の成功事例を知っていればその成功事例を組み合わせることで新しいアイディアがひらめく可能性が高くなります。

入門書から学ぶラテラルシンキングの鍛え方

入門書から学ぶラテラルシンキングの鍛え方

ずるい考え方 では、ラテラルシンキングの訓練方法が書かれていました。

日常生活の中で取り組むことで柔軟な発想ができるように鍛えていきましょう

柔軟な思考で問題解決をするためにブラックボックスで考えよう

現在直面している問題に対して、解決法を考えるのではなく、まず理想の状態を考えます。

現状と理想の間にブラックボックスがあり、そのブラックボックス内にどんなことが入るかを考えます

現在の状態 ⇒ ブラックボックス ⇒ 理想の状態

こうすることで、理想の状態になるにはどうすればいいのか柔軟に考えやすくなります。

疑ってみよう

柔軟な思考を身に着けるためには疑うことも必要になってきます。

常識を疑わないと新しい考え方には行きつかないですよね。

疑う上でとても役立つキーワードは次の3つです。

  • 「なぜ?」
  • 「本当?」
  • 「今はね」


相手に何か言われたとき、何かを勉強したときに、このキーワードを使ってみましょう。
このキーワードを使うことで常識にとらわれない、柔軟な思考を身に着けることができます

抽象化しよう

特定のモノに対して抽象化することで、発想を膨らませることができます。

次のように解決策を考えることで特定のモノにとらわれることがなくなります

「特定のモノ」 ⇒ 「抽象化」 ⇒ 「具体化」


」を例に挙げて考えてみましょう。

」 ⇒ 「早く移動するもの」 ⇒ 「」となります。

この抽象化と具体化は一つではなく、沢山考えることで様々な視点で考えられるようになります。

よく、「レンガの使い方を30通り考えてみましょう」なんて聞いたことがあると思いますが、これも一つの抽象化の訓練になります。

自分の身の回りにあるものの使い道を30通り考えることでラテラルシンキングを鍛えることができます。

まとめ

ラテラルシンキングとは前提条件にとらわれない、自由な発想法。

成功事例:「自動改札機の時間がかかるを解消」「カーブで事故を減らした方法」

鍛え方:「ブラックボックス」「疑う」「抽象化

いかがでしたでしょうか。

ずるい考え方」の一部をピックアップしただけですが、ラテラルシンキングについて少しは理解することができたのではないでしょうか。

ラテラルシンキングロジカルシンキング相反する思考法ではありません
それぞれが補完しあう思考法です

ラテラルシンキングで思いついた新しい発想を現実的なものにするためにロジカルシンキングが必要になります。


二つを思考法をうまく組み合わせることで問題を解決しましょう。